【9月17日 AFP】全米陸上競技連盟(USATF)は16日、第17回世界陸上ドーハ大会(17th IAAF World Championships in Athletics Doha)に出場する代表メンバーを発表し、女子短距離のスター選手であるアリソン・フェリックス(Allyson Felix)が9大会連続の選出を果たした。

 7月にアイオワ州デモイン(Des Moines)のドレーク大学(Drake University)で行われた代表選考会で、個人400メートルの出場権を逃したフェリックスは、4×400メートルリレーのメンバーに選ばれた。2005年大会から2017年大会にかけて個人およびリレー種目を合わせて通算11度のタイトル獲得を果たしている女王は、これによってまた新たな世界陸上の金メダルをコレクションに加える可能性が出てきた。

 10代の天才少女として2003年に初めて世界陸上に出場し、五輪でも通算6個の金メダルを獲得しているフェリックスは、昨年11月に女児を出産して今季から競技に復帰。代表選考会を兼ねた全米選手権(2019 USATF Outdoor Championships)の400メートル決勝で6位に終わった後、カタールに遠征することになれば、「調子が良くてチームの助けになれるなら、(行くことに)イエスと答える」と話していた。

 今月27日から来月6日までカタールの首都ドーハで行われる世界陸上で、総勢141人のメンバーを送り込むことになっている米国は、現世界王者8人に加えて、リオデジャネイロ五輪の金メダスト13人が名を連ねており、まさに強力な顔ぶれとなった。

 前回大会で金メダルを獲得したトーリ・ボウイ(Tori Bowie)、コリ・カーター(Kori Carter)、エマ・コバーン(Emma Coburn)、フィリス・フランシス(Phyllis Francis)、ジャスティン・ガトリン(Justin Gatlin)、サム・ケンドリックス(Sam Kendricks)、ブリトニー・リース(Brittney Reese)、クリスチャン・テイラー(Christian Taylor)のほか、今季のダイヤモンドリーグ(IAAF Diamond League 2019)で優勝したノア・ライルズ(Noah Lyles、男子200メートル)、アジー・ウィルソン(Ajee Wilson、女子800メートル)、マイケル・ノーマン(Michael Norman、男子400メートル)は、代表選考会で走ることなくメンバーに選出された。

 また、男子100メートルのクリスチャン・コールマン(Christian Coleman、米国)も、薬物検査違反が不問となったことでメンバー入りを果たしている。

 同種目の優勝候補に挙げられているコールマンは、12か月間で3度にわたり検査官に居場所情報の申告を怠ったとして、資格停止処分の可能性に直面した。しかしながら、米国反ドーピング機関(USADA)は今月初め、12か月間の計算方法を示した世界反ドーピング機関(WADA)のガイドラインに従い、同選手の疑惑を不問に付した。(c)AFP