【9月17日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、リバプール(Liverpool FC)のユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は、昨シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)で優勝した後もチームは「気が狂って」はおらず、連覇に向け準備はできていると述べた。

 17日にナポリ(SSC Napoli)とのグループステージ初戦を控えているクロップ監督は、「優勝できて良かったが、だからといって何も変わらない」と記者団にコメントした。

「普段通り事を進めるのはとても簡単」「気が狂ってドラッグを使い始め、違う車や何かを買って、妻を家に置いてきたら大変なことになってしまう」

「昨シーズンの優勝だけでなく、将来まで覚えてもらえるような物語をもっと紡ぎたい」「重荷は感じていない。もう3、4か月も前のことだ」

 チャンピオンズリーグでは2季連続で決勝に進んでいるリバプールは、2シーズン前の決勝でレアル・マドリード(Real Madrid)に敗れたが、今年6月にはトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)を破って欧州制覇を成し遂げた。

 また、今季はプレミアリーグでも開幕5連勝を飾っており、好調を維持している。

 リバプールは昨シーズンのグループステージ第1節で、ロレンツォ・インシーニェ(Lorenzo Insigne)に決勝ゴールを決められナポリに0-1で敗れた。52歳のクロップ監督は、ナポリ戦を含むグループステージのアウェーゲームで3連敗するなどした昨シーズンの失敗から、チームが学ぶことにより興味があると述べた。

「われわれはグループステージのアウェーゲームで全敗したが、少なくとも今季はそれを変えられる」

 同じ組に入っているレッドブル・ザルツブルク(Red Bull Salzburg)やKRCヘンク(KRC Genk)は下馬評が低く、リバプールにとってナポリ戦は最も難しいものになるとみられている。

 リバプールのキャプテンを務めるジョーダン・ヘンダーソン(Jordan Henderson)は「あすは難しい試合になる」と語った。

「去年ここで試合をしたときは、まったく良いパフォーマンスが見せられなかった。監督もそのことを言うだろう。僕らはあの試合を教訓として大きく成長した」「あすの夜は違った筋書きになることを願う」 (c)AFP