【9月17日 AFP】サッカーポルトガル代表で、イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)でプレーするクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)は、女性に性的暴行を加えた疑惑に関して「きまり悪く」なり、家族から報道を隠そうとしたと明かした。

 通算5度の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)制覇を経験しているロナウドは、2009年6月に米ラスベガスで元モデルのキャスリン・マヨーガ(Kathryn Mayorga)さんに性的暴行を加えたと訴えられた。同選手は疑惑への関与を強く否定しており、捜査も当初10年前に終了していた。

 マヨーガさんは、2018年8月に捜査が再開された直後の9月に民事訴訟を起こし、これまで差し控えていた事件の詳細を告白。検察側は今年7月、訴訟内容に関して「合理的な疑惑を超えるものであると証明する」には無理があるとして、ロナウドを起訴しない方針を示した。

 イングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)の元スター選手であるロナウドは、17日に放送される英ITVの「グッドモーニング・ブリテン(Good Morning Britain)」で、司会者のピアーズ・モーガン(Piers Morgan)氏とのインタビューに応じ、一連の疑惑報道から子どもたちを守ろうとして精神的に打撃を受けたと明かした。

「報道に尊厳を傷つけられた」「つらかったよ。恋人、家族、子どもたちがいるのに、自分の誠実さをもてあそばれて、最悪だったしつらかった」「ある日、自宅のリビングで恋人とテレビを見ていたら、あのニュースが流れたり、『クリスティアーノ・ロナウドに関するあれこれ』が報道されたりしたのを覚えている」

「子どもたちが階段を下りてくるのが聞こえたとき、きまりが悪くなってチャンネルを変えたよ」「クリスティアーノ・ジュニオール(Cristiano Junior)が、父親に疑惑があって悪く言われているのを見ないように、とにかくチャンネルを変えたんだ」 (c)AFP