【9月16日 AFP】来年1月にオーストラリアで開催される男子テニスの国別団体戦、ATPカップ(ATP Cup 2020)の組み合わせ抽選が16日に行われ、世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic)はブリスベン(Brisbane)で、錦織圭(Kei Nishikori)はラファエル・ナダル(Rafael Nadal)らとパース(Perth)で2020年シーズンをスタートさせることになった。

 ATPカップはシーズンの四大大会(グランドスラム)初戦、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2020)の前哨戦として来年1月3日から12日にかけて開催される。

 各チームは最大5人の構成で、勝敗はシングルス2試合、ダブルス1試合の結果で決定。出場24か国は4チームずつ6グループに振り分けられ、8チームがシドニーで開催される決勝トーナメントに進出し、優勝を争う。現時点では、ランク上位30位までの選手のほとんどが出場の意向を示している。

 この日の組み合わせ抽選会では、ジョコビッチ擁するセルビアがフランス、南アフリカ、現時点では未定の1チームと同じグループAに組み込まれ、日本はナダルのいるスペイン、ジョージアらと同じグループBとなった。

 ロジャー・フェデラー(Roger Federer)のスイスはグループCでベルギー、そしてアンディ・マレー(Andy Murray)が参戦を表明している英国らと激突。ワイルドカード(主催者推薦)のオーストラリアは、ドイツ、ギリシャ、カナダと同じグループFとなった。

 ATPカップの出場国は、各国のシングルスの世界ランク最上位選手を基準に決定され、残る5か国は11月13日のセカンドエントリー期限に決まる。賞金総額は2200万豪ドル(約16億円)で、選手はシングルスで最大750、ダブルスで最大250のATPランキングのポイントを獲得できる。

 ATPカップに先立つ2019年シーズン末には、国際テニス連盟(ITF)が主催する国別対抗戦、デビスカップ(Davis Cup 2019)の決勝ラウンドが開催される。デビスカップは今季から実施方式が刷新され、決勝ラウンドは出場全18チームが一堂に会し、1週間の集中開催で行われる。

 ATPカップのグループステージの組み合わせは以下の通り。

■グループA(ブリスベン):セルビア、フランス、南アフリカ、未定の1か国

■グループB(パース):スペイン、日本、ジョージア、未定の1か国

■グループC(シドニー):スイス、ベルギー、英国、未定の1か国

■グループD(パース):ロシア、イタリア、米国、未定の1か国

■グループE(シドニー):オーストリア、クロアチア、アルゼンチン、未定の1か国

■グループF(ブリスベン):ドイツ、ギリシャ、カナダ、オーストラリア

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