【9月16日 AFP】ラグビーニュージーランド代表のアシスタントコーチは15日、スター選手のCTBソニー・ビル・ウィリアムズ(Sonny Bill Williams)のW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)出場が危ぶまれるけがをしたといううわさを否定し、オールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)の初戦南アフリカ戦で起用可能だとした。

 地元ニュージーランドでは、ウィリアムズが帰国の途に就いたという情報でSNSが騒然としているが、アシスタントコーチのイアン・フォスター(Ian Foster)氏はこれを否定している。3連覇を目指すニュージーランドは、すでにFLルーク・ジェーコブソン(Luke Jacobson)が脳振とうでチームから離脱している。

「彼が帰る? ノーだ。先週の状態から判断して彼の起用は可能か、という質問であれば答えはイエスだ。彼はとても良いトレーニングができている」と話したフォスター氏は、「誰も必要としていない」としてニュージーランドから代替の選手を呼んでいないと強調している。

「(南アフリカ戦で)結果が得られなかったとしても終わりではない。トーナメントという考え方もあるが、われわれはそういう捉え方はしていない」「これ(南アフリカ戦)はW杯のスタートを切る最高の機会だと考えているし、この大会を占う試金石だと捉えている」

 また、司令塔ボーデン・バレット(Beauden Barrett)は、南アフリカ戦が行われる21日は豪雨の予報が出ているため、チームはぬれたボールでのトレーニングを集中してやっていると明かした。

 自身がフルバックでプレーする場合はハイボールが集中すると予想するバレットは、その対策に集中して取り組んでいるという。フルバック、フライハーフのどちらで起用されても問題ないと話すバレットは、自身の名声をさらに高めたいという。「4年がたった。年をとりより経験を積んで、この両肩には以前より少しだけ大きな責任がのしかかっている」「このチャレンジをかみしめている」 (c)AFP