【9月16日 AFP】19-20イングランド・プレミアリーグは15日、第5節の試合が行われ、アーセナル(Arsenal)は2点のリードを守りきれず、最下位ワトフォード(Watford FC)と2-2で引き分けた。

 21分と32分にピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)が得点を記録したアーセナルは、勝ち点3への道を快調にたどっているかに見えた。

 しかし、4節を終えて1ポイントの獲得に終わったハビ・グラシア(Javi Gracia)氏を解任し、過去にチームを指揮したキケ・サンチェス・フローレス(Quique Sanchez Flores)氏を再招へいしたワトフォードは、後半に見事な反撃で相手を驚かせた。

 自陣でのポゼッションに時間を費やしすぎたアーセナルは、ペナルティーエリア内でトム・クレヴァリー(Tom Cleverley)にボールを奪われて1点を献上すると、その後ダビド・ルイス(David Luiz)がロベルト・ペレイラ(Roberto Pereyra)を倒してPKを与え、同点とされた。

 1ポイントの獲得に終わったアーセナルは、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)やトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)、チェルシー(Chelsea)、レスター・シティ(Leicester City)と勝ち点8で並んでいる。開幕5連勝のリバプール(Liverpool FC)が首位に立ち、勝ち点10のマンチェスター・シティ(Manchester City)が2位につけている。

 アーセナルのキャプテン、グラニト・ジャカ(Granit Xhaka)は、勝ち点1で逃れることができてラッキーだったと認めている。

「ひどい後半になってしまった。ポイントが取れて幸運だったと言わざるを得ない」

「後半は怖がってしまった。相手が出てきて厳しくプッシュしてくることは分かっていたが、われわれは怖がるのではなく、もっとチームの特徴を示すべきだった」

 また、アーセナルのウナイ・エメリ(Unai Emery)監督は、「相手はプレッシングで試合を支配してわれわれのミスを誘った。1点目で自信を与えてしまいそれが続いた」とコメントしている。「その時こそ落ち着きとコントロールが必要だった」

 一方でエメリ監督は、チームは怖がっていたというジャカの見解を否定した。「それは彼の個人的な感情かもしれない。サッカーでは決して恐れてはならないし、その時でも耐えなければならない。強いメンタリティーが必要だ」 (c)AFP/Kieran CANNING