【9月15日 AFP】南米コロンビアの首都ボゴタで11日、地元当局および警察が実施した摘発で、魔術の儀式やお守り用に販売されていた野生動物の体の一部など約1400点が複数の店舗から押収された。関連当局が12日、明らかにした。

 押収されたのは、ガラガラヘビの死骸の一部442体、哺乳類の歯128本、バクのひづめ23個、猫の頭蓋骨1個、オオハシの頭部、猿の付属器官で作られたネックレス12本、鹿のひづめ、アルマジロの尾や皮、オウムやコンゴウインコの羽根、オセロットやピューマの毛皮、ボアコンストリクターやアナコンダなどの大ヘビや霊長類の皮など。

 ボゴタ中心部のラカンデラリア(La Candelaria)地区の店舗で売られていたもので、熱帯雨林アマゾン(Amazon)やブラジルに次いで世界第2位の生物多様性を誇るコロンビアの他の地域で密猟された動物のものだという。

 市環境当局のオスカル・ロペス(Oscar Lopez)事務次官は12日、これらは主に儀式や祈祷(きとう)目的で違法に入手されたものだと報道陣に説明した。(c)AFP