【9月15日 AFP】19-20ドイツ・ブンデスリーガ1部は14日、第4節の試合が行われ、王者バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)はRBライプツィヒ(RB Leipzig)と1-1で引き分け、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は4-0でバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)に圧勝した。

 上位対決が2カード組まれた今節のブンデスでは、まずは早い時間帯の試合でドルトムントが大勝。もう1試合では、前半のバイエルンの攻勢をしのいだライプツィヒがエミル・フォルスベリ(Emil Forsberg)のPKで同点に持ち込み、今季の三つどもえの優勝争いに期待を抱かせた。

 この結果、ライプツィヒがリーグ首位を守り、ドルトムントは勝ち点1差の2位に浮上。バイエルンは3位に後退した。フォルスベリはスカイ・ドイツ(Sky Germany)に対して、「僕らを優勝候補と呼ぶのはまだ早いけど、1位にいるのは気分が良い」とコメントした。

 試合は前半、敵地で相手を圧倒したバイエルンが開始3分にロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)のゴールで先制したが、ボール保持率で3倍、シュート本数でも2倍を記録しながら、PKの判定がビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による確認で取り消されたこともあって追加点を奪えずにいると、前半終了直前に与えたPKをフォルスベリに決められ、まさかの同点でハーフタイムを迎えた。

 後半はライプツィヒも息を吹き返してスリリングな展開になる中、それでも試合終了間際、ニクラス・ズーレ(Niklas Suele)に勝ち越しゴールのチャンスが訪れたが、たたきつけるようなヘディングシュートはわずかに枠を外れた。

 後半に何本かの好セーブを披露した守護神マヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)は、負けなくてよかったと話し、「後半の僕らはミスが多すぎた。あっさり負けていてもおかしくなかった」とコメントした。

 一方、前節の試合で昇格組のウニオン・ベルリン(1. FC Union Berlin)に敗れ、周囲の厳しい目にさらされていたドルトムントだが、この日は2得点のマルコ・ロイス(Marco Reus)の他、パコ・アルカセル(Paco Alcacer)とラファエル・ゲレイロ(Raphael Guerreiro)にもゴールが生まれ、ほしかった勝ち点3を手に入れた。

 中でも、17日に行われる欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)の今季初戦で、古巣のFCバルセロナ(FC Barcelona)と対戦するアルカセルは、これで今季公式戦6戦7発と勢いに乗っている。(c)AFP