【9月14日 AFP】米国選抜と欧州選抜による女子ゴルフの対抗戦、第16回ソルハイムカップ(Solheim Cup 2019)は13日、英スコットランド・グレンイーグルズ(Gleneagles)のPGAセンテナリーコース(PGA Centenary Course)で開幕し、欧州選抜が4.5-3.5の僅差でリードした。それでも米国選抜の主将ジュリ・インクスター(Juli Inkster)は、最後の2試合ではいずれも最終18番で追いついて引き分けに持ち込んだことで、胸をなでおろしていた。

 午前中のフォアサムでは、米国のジェシカ・コルダ(Jessica Korda)/ネリー・コルダ(Nelly Korda)の姉妹ペアが2試合目で圧勝しながらも、欧州選抜が2勝を記録してリードした。欧州選抜は午後のフォアボールでも、両チームが最初の2試合で1勝ずつを記録した後、カルロタ・シガンダ(Carlota Ciganda、スペイン)/ブロンテ・ロー(Bronte Law、イングランド)組とチャーリー・ハル(Charley Hull、イングランド)/アサハラ・ムニョス(Azahara Munoz、スペイン)組が、それぞれ1ホールを残して1アップとし、このままリードを広げるかに思われた。

 しかしながら、米国はジェシカとペアを組んだレクシー・トンプソン(Alexis "Lexi" Thompson)が18番でバーディーを沈める反撃を見せ、シーソーゲームをオールスクエアに。欧州選抜はハル/ムニョス組が残り6ホールで4アップとしていながらも、ネリーとブリタニー・アルトメア(Brittany Altomare)の米国ペアが13番、16番、そして17番を制し、最後は大会初出場のアルトメアが15フィート(約4.5メートル)のバーディーパットを沈めて引き分けた。

 トンプソンは「試合の流れをひっくり返せて最高だった」「だけど、自分が外してもジェス(ジェシカ)がバーディーを決めてくれると分かっていた。全体的に素晴らしいラウンドで、0.5ポイントを獲得できてとてもうれしい」とコメントした。

 一方、インクスターは「最後の2試合がカギだった」とすると、「初日を終えて、わずか1ポイントのビハインドだったら良しと思っていた。チームはとても良い感じだと思う」と語った。

 欧州選抜の主将を務めるカトリオーナ・マシュー(Catriona Matthew、スコットランド)は、「少しがっかりしているけれど、1ポイントリードしているわけだから、全体的にはとても満足」「アン・バン・ダム(Anne Van Dam、オランダ)が素晴らしいプレーをしてくれた。明日も長い一日になる。この調子を維持していく必要がある」と話した。(c)AFP/Elspeth BURNSIDE