【9月13日 CNS】中国・吉林省(Jilin)にある東北虎園内で9月3日、5種14羽の猛禽(もうきん)類が自然に放たれた。吉林省野生生物救助繁殖センター、動物管理部門長の王海軍(Wang Haijung)氏によれば、自然に放たれた14羽は、国家二級重点保護野生動物のチョウゲンボウ3羽、チゴハヤブサ5羽、ヨーロッパノスリ1羽、ワシミミズク4羽、トラフズク1羽。

 これらの猛禽類は今年5月から7月にかけ、保護されてやってきたもので、数か月の隔離、治療と飼育、野生化の訓練をして野生に戻れる状態になったため放した。

 王海軍氏によれば、猛禽類は一度、人に対して感情が通じて依存するようになってしまうと、野生で自立して生き残ることは難しいという。

 吉林省野生生物救助繁殖センターは2009年に設立され、70種以上、9000匹以上の野生動物を保護し、収容している。 多くの野生動物は自然に戻すが、戻せない場合は野生生物教育に使用されて、人々が野生生物について知り、保護意識を高めるのに役立てられる。(c)CNS/JCM/AFPBB News