【9月18日 Xinhua News】中国・広東省(Guangdong)広州市(Guangzhou)で9日、顔認証で入場できる地下鉄スマートモデル駅の運用が開始された。乗客はスマートフォンの広州地下鉄乗車コードミニプログラムまたは広州地下鉄アプリに実名登録し、決済手段をひも付けすれば、改札を「顔パス」で通行できる。

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 中国の公共交通はここ数年、顔認証技術を大規模に導入することで乗客の通行効率を向上させてきた。顔認証による入場は高速鉄道では既に一般的になっており、空港や地下鉄などでも普及が進められている。湖南省(Hunan)の長沙(Changsha)黄花国際空港、山東省(Shandong)の済南(Jinan)地下鉄などでは今年に入って顔認証による入場が実現し、間もなく供用開始となる北京大興国際空港にも顔認証用通路が設けられた。

 広州地下鉄スマートモデル駅は現在、地下鉄3号線の広州塔駅、21号線の天河智慧城駅で運用を開始しており、十分なテストを経た後に拡大される。スマートモデル駅は広州地下鉄集団、騰訊(テンセント、Tencent)など26の事業者が共同で建設を行っている。(c)Xinhua News/AFPBB News