【9月12日 AFP】自転車ロードレース、ブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana 2019)は11日、第17ステージ(アランダデドゥエロからグアダラハラ、219.6キロメートル)が行われ、ドゥクーニンク・クイックステップ(Deceuninck Quick Step)のフィリップ・ジルベール(Philippe Gilbert、ベルギー)が今大会2勝目を挙げた。

 37歳のジルベールは、ボーラ・ハンスグローエ(Bora Hansgrohe)のサム・ベネット(Sam Bennett)を押さえて力強いフィニッシュを切り、第12ステージに続くステージ優勝を果たした。

 総合順位では、チーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のプリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)が首位をキープした一方で、モビスター・チーム(Movistar Team)のナイロ・キンタナ(Nairo Quintana、コロンビア)がトップと2分24秒差の2位に浮上している。

 ジルベール、ベネット、キンタナの3人は序盤、強風の中で40人以上の逃げ集団に入った。今年のブエルタにおける最長コースで積極的なレースを見せて生き残った14人が、メイン集団に5分以上の差をつけてゴールを切った。

 10日にユンボ・ビスマと新契約を結んだログリッチは、モビスターのアレハンドロ・バルベルデ(Alejandro Valverde)やタデイ・ポガチャル(Tadej Pogacar、スロベニア)ら総合優勝を争う多くの選手と同じメイン集団でフィニッシュしたが、チームは終始追走するという残念な展開となった。

 総合2位のキンタナと同3位バルベルデの差は、24秒となっている。(c)AFP