【9月12日 時事通信社】来年1月の台湾総統選への出馬に意欲を示している鴻海(ホンハイ)精密工業の郭台銘・前会長は12日、最大野党・国民党を離党したと発表した。郭氏は表明こそまだしていないものの、無所属での出馬に向けて一歩前進した格好。国民党は公認候補として韓国瑜・高雄市長を擁立しており、分裂選挙は不可避な情勢となった。

 国民党の公認争いに敗れた郭氏をめぐっては、党首の呉敦義主席や馬英九前総統といった計31人の党重鎮らが連名で、郭氏の出馬をいさめ、韓氏に協力するよう求める書簡を同日付の主要紙で掲載。これに反発した郭氏側は「このように腐敗した政党には何の未練もない」などとして、離党を表明した。

 国民党はこれに対し、「非常に残念だ」とする声明を発表。郭氏を除名処分にする見通しだ。(c)時事通信社