【9月13日 CNS】第5回中国・青海国際民族伝統アーチェリー大会が7日、青海省(Qinghai)黄南(Malho)チベット自治州尖扎県(Jianzha)の「五彩神矢の古里」で開催された。

 尖扎県は弓術の歴史が長く、古くから「五彩神矢」と呼ばれる特別な文化があり、「中国の民族アーチェリースポーツの古里」「五彩神矢の古里」として知られている。

 3日間の大会で、モンゴル、マレーシア、ドイツ、香港など10以上の国・地域から86チーム、1204人の選手が参加。伝統的な衣装をまとい、手作りの弓と矢で、複数の材料を張り合わせた複合弓、現代に伝わる伝統弓、牛角弓などの種目に出場した。複合弓は土で作った高さ80センチの伝統的な標的を採用して、その他は標準式の標的を採用した。

 韓国でアーチェリークラブを経営している金多海氏は「青海省はアーチェリーの人気が高く、各国の人々が互いの民族のアーチェリー文化を体験できて楽しい。こうした機会を与えてくれる大会は、ずっと継続して開催できますね」と話す。黄南州委書記の王振昌(Wang Zhenchang)氏は「参加者には、この大会を通じて友情を深め、強く協力し合ってほしい」と語った。(c)CNS/JCM/AFPBB News