【9月12日 AFP】イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)は11日、チームのキャプテンを務めたヴィンセント・コンパニー(Vincent Kompany)の銅像を、本拠地エティハド・スタジアム(Etihad Stadium)の外に作ると発表した。

 同スタジアムではこの日、ホームレスを支援するチャリティー団体Tackle4MCRの資金を集める目的で、マンチェスター・シティ・レジェンズとプレミアリーグ・オールスターズに分かれてコンパニーの記念試合が行われた。

 シティ・レジェンズにはダビド・シルバ(David Silva)やセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)、マリオ・バロテッリ(Mario Barwauh Balotelli)らが名を連ね、プレミアリーグ・オールスターズにはエドウィン・ファン・デル・サール(Edwin Van Der Sar)氏やギャリー・ネビル(Gary Neville)氏、ポール・スコールズ(Paul Scholes)氏、ライアン・ギグス(Ryan Giggs)氏、ティエリ・アンリ(Thierry Henry)氏、ロビン・ファン・ペルシー(Robin Van Persie)氏といった豪華な顔ぶれが集まったものの、コンパニーはハムストリングの負傷でプレーすることはできなかった。

 33歳のコンパニーは5月にシティを退団し、ベルギー1部リーグのRSCアンデルレヒト(RSC Anderlecht)で選手兼監督となったが、黒星を喫した先月のKRCヘンク(KRC Genk)戦で筋肉を負傷していた。

 シティは今夏の移籍市場でコンパニーの穴を埋められる選手を補強できておらず、負傷したDFアイメリク・ラポルテ(Aymeric Laporte)も長期離脱になったため、センターバックが少なくなっている。

 しかしコンパニーは、ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督がこれからの数か月で、ラポルテの不在が思われているほど大きな問題にならないことを保証するだろうと確信している。

 コンパニーは「ラポルテを失うことで、大きな戦力を欠くことになる。大きな試合では力のある選手が必要だが、マンチェスター・シティというチームの強さの秘訣(ひけつ)は、個ではなくより組織に依存していること」とコメントした。

「シティが弱体化することはない。ペップ(グアルディオラ監督の愛称)はそれが起きるこの危機をしっかりと認識している」

 シティはまた、トレーニング施設の道にコンパニーにちなんだ名をつけることも発表している。(c)AFP