【9月12日 時事通信社】英政府は11日、欧州連合(EU)からの「合意なき離脱」に備える一環として8月上旬に作成した内部文書を公表した。それによると、関税の復活に伴って英EU間で物流が停滞し、EUから英国への生鮮食料品や医薬品の供給が不足する事態が懸念されている。

 文書の内容は既に英メディアが8月にスクープとして報じていた。下院は9日、政府に公表を命じる提案を賛成多数で可決した。

 文書は、食料品の減少に伴って価格が高騰したり、消費者による「パニック買い」が起きたりするリスクを指摘。国内各地で「合意なき離脱」への抗議活動が発生して社会秩序が乱れ、地域の緊張が高まる可能性もあると警戒している。(c)時事通信社