【9月11日 時事通信社】英北部スコットランドの裁判所は11日、議会を長期間にわたり閉鎖したジョンソン首相の措置を違法とする判断を示した。提訴した野党議員らの「非民主的だ」という主張を大筋で認めた。政府は直ちに上訴する方針を表明。舞台を最高裁に移し、17日にも審理入りする見通しだ。

 議会は10日未明に休会となった。10月末の欧州連合(EU)離脱期限を目前にした同月14日の新会期開幕まで閉鎖状態が続く。

 「合意なき離脱」も辞さない首相に反発する野党は、議員の口封じが首相の狙いだと主張。BBC放送によると、裁判官は議会閉鎖が「議会を妨害するという不当な目的」のために決定され、違法かつ無効だと結論付けた。

 これまで政府は、7月下旬に就任したジョンソン首相が議会の会期をいったん終了した上、新会期の冒頭で施政方針演説を行うための慣例に基づく手続きで、問題はないと説明してきた。

 同様の訴訟はロンドンの裁判所でも起こされ、政府が勝利している。(c)時事通信社