【9月11日 AFP】イランは11日、米政権幹部がドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領がイランのハッサン・ロウハニ(Hassan Rouhani)大統領と会談する用意があると示唆したことを受けて、その可能性を否定した。

 スティーブン・ムニューシン(Steven Mnuchin)財務長官とマイク・ポンペオ(Mike Pompeo)国務長官は10日、トランプ大統領が前提条件なしでロウハニ氏と会談する用意があると述べた。一方で、米国はイランに対し「最大限の圧力」をかけ続けていくと強調した。

 その直前にトランプ氏は、強硬派のジョン・ボルトン(John Bolton)大統領補佐官(国家安全保障問題担当)を解任していた。

 国営イラン通信(IRNA)は、マジド・タフテ・ラバンチ(Majid Takht-Ravanchiv)国連(UN)大使が、「米国政府が経済テロを行い、このような残酷な制裁をイラン国民に科す限り、交渉の余地はない」と述べたと報じた。

 またタフテ・ラバンチ大使は、トランプ氏をイランとの対立に向かわせたとされるボルトン氏の解任については、米側の国内問題であり、介入するつもりはないという姿勢を示した。ボルトン氏の解任が、長らく緊張をはらんでいる両国関係に影響を及ぼすかと問われた同大使は、判断を下すのは「時期尚早」と答えるにとどまった。

 イラン政府のツイッター(Twitter)アカウントによると、ハッサン・ロウハニ大統領は11日の閣議で、米国による「戦争挑発」は失敗するだろうと述べ、イランは対応策として核合意の義務履行をさらに削減する準備が整っていると警告したという。(c)AFP