【9月11日 時事通信社】ブラジルのNGO「ブラジル治安フォーラム」は10日、2018年に同国で殺害された人の数が前年に比べ10.8%減少し、5万7341人となったと発表した。強盗件数も14.1%減の147万5978件。景気回復に伴い、治安が多少改善したことが浮かび上がった。

 フォーラムのデリマ代表は治安悪化傾向に歯止めがかかったことを歓迎しながらも、「殺人は14年レベルまで減ったにすぎない。継続的に(件数を)減らす努力を怠ってはならない」と強調。政府に一層の治安対策強化を促した。

 フォーラムによると、殺人発生率は人口10万人当たり27.5人。最悪レベルだった前年の30.8人は下回ったが、治安悪化が深刻なメキシコの23.1人と比べても依然として高水準で推移している。16年の日本の発生率は0.28人(世界銀行)だった。(c)時事通信社