【9月11日 AFP】米メジャーリーグ(MLB)で、昨季のナ・リーグMVPに輝いたミルウォーキー・ブルワーズ(Milwaukee Brewers)のクリスチアン・イエリチ(Christian Yelich)が、4-3で勝利した10日のマイアミ・マーリンズ(Miami Marlins)戦で膝の骨を折る大けがをし、シーズン絶望となった。

 イエリチは、マーリンズ先発のエリザー・ヘルナンデス(Elieser Hernandez)が投じた128キロのスライダーを打った際、自打球が右膝に直撃した。倒れたイエリチは何とか立ち上がろうとしたが、すぐにまた膝を抱えて座り込み、あわててベンチを飛び出してきたスタッフやクレイグ・カウンセル(Craig Counsell)監督の確認を受けた後、交代でグラウンドを後にした。

 その後チームが公式ツイッター(Twitter)で「クリスチアン・イエリチは今夜の試合で右の膝蓋骨(しつがいこつ)を骨折した」「今シーズンの残りの試合を欠場する」と発表した。

 レギュラーシーズンが佳境に入る中、チームはワイルドカードの2枠目に滑り込むことを目指してシカゴ・カブス(Chicago Cubs)を追いかけており、主砲の離脱は大打撃となる。

 試合開始時点で、イエリチの長打率(6割7分2厘)と塁打数(328)はどちらもメジャー最多。44本塁打も、ニューヨーク・メッツ(New York Mets)のピート・アロンソ(Pete Alonso)の47本、ロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)のマイク・トラウト(Mike Trout)の45本に次ぐ3位タイの数字だった。(c)AFP