【9月11日 Xinhua News】中国上海市公安局黄浦分局がこのほど、バンダイから「ユニコーンガンダム」の特製フィギュアと感謝を伝える中国語のプレートを受け取った。

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 同分局によると、バンダイ法務・知的財産部の小久保秀剛ゼネラルマネージャーやバンダイナムコの中国子会社「万代南夢宮(中国)投資有限公司」法務部の代表ら6人が今月初旬、同分局を訪れ、バンダイの商標権を侵害する偽物商品販売に関する重大事件摘発に感謝の意を表し、フィギュアとプレートを贈った。

 6月、上海警察が手がかりを基に捜査に着手。管轄区内の多数の店舗で販売されていたアニメ玩具を調べたところ、造形が粗雑であり、偽物商品の疑いがあることが分かった。これらの玩具は、バンダイやメガハウス、任天堂など多数のブランドに関係しており、いずれも商標権を侵害していることが確認された。商標権を侵害する商品は20種余りに上り、警察は8月8日、25人を逮捕した。

 123種類の偽物のアニメ玩具約100万点と製造用の金型約1200点のほか、加工用工作機械や輸送用車両など、犯行に用いられた一連の道具が押収された。被害額は3億元(1元=約15円)に上る。

 バンダイから贈られたプレートには「執法維権先鋒、知識産権衛士」(法執行と権利保護の先鋒、知的財産権の護衛兵)と記されている。

 同分局は、これは警察の事件処理が認められたことを示すもので、贈呈品は規定に従い適切に扱うとともに、引き続き全力で職務に当たり、法に基づいて各方面の知的財産権を厳格に保護すると表明した。(c)Xinhua News/AFPBB News