【9月11日 AFP】米国のスティーブン・ムニューシン(Steven Mnuchin)財務長官とマイク・ポンペオ(Mike Pompeo)国務長官は10日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領は前提条件なしでイランのハッサン・ロウハニ(Hassan Rouhani)大統領と会談する用意があると述べた。一方、両長官は、米国がイランへの圧力を緩めることはないと強調した。

 両長官は、ホワイトハウス(Whitehouse)で共に記者会見を行った。トランプ大統領はこのわずか1時間半前、強硬派のジョン・ボルトン(John Bolton)大統領補佐官(国家安全保障問題担当)の解任を発表したばかりだった。

 ムニューシン長官は、「今、大統領は前提条件なしでの会談にとても前向きであることを明確にしている。ただし、われわれはイランに最大限の圧力をかける政策を維持する」と表明した。

 ポンペオ長官は、ニューヨークで今月開かれる国連総会に合わせて両大統領が会談する可能性はあるかとの質問に対し、「もちろんだ」と答えた。

 このほか両長官は、ボルトン氏が政権を去ることを大幅な政策変更の予兆とみるべきではないと指摘。ムニューシン長官は「ポンペオ長官と私、そして大統領は、最大限の圧力政策を維持することで完全に一致している」と述べた。(c)AFP