【9月11日 時事通信社】イスラエルのネタニヤフ首相は10日、パレスチナが将来の国家の一部とみなす占領地ヨルダン川西岸の東部に位置するヨルダン渓谷について、自身の続投を前提に併合する意向を示した。17日の総選挙を控え、右派の有権者にアピールする狙いがある。

 首相はテレビ演説で「新政権発足後、イスラエルの主権下に置く」と表明した。首相は、政権樹立に失敗した4月の総選挙の直前にも西岸各地のユダヤ人入植地を併合すると訴えていた。

 同渓谷はヨルダンに隣接し、西岸全体の面積の約30%を占める。イスラエルは以前から「国境防衛」を名目に渓谷を永続的に支配する姿勢を示している。(c)時事通信社