【9月10日 AFP】男子テニスの最新世界ランキングが9日に発表され、全米オープン(US Open Tennis Championships 2019)で決勝進出を果たすなど、6週間にわたる北米ハードコートシーズンで快進撃を続けたダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)が自身最高位となる4位に浮上した。

 先月のウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2019)でマスターズ1000(ATP Masters 1000)初優勝を果たしたメドベージェフは、同一シーズンに行われたウェスタン&サザンオープン、シティ・オープン(Citi Open 2019)、ロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2019)、全米オープンのすべてで決勝に進んだ史上3人目の選手になった。

 しかし、全米オープンの決勝では4時間49分にわたる熱戦の末、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)に5-7、3-6、7-5、6-4、4-6で敗れ、1982年のイワン・レンドル(Ivan Lendl)氏と1995年のアンドレ・アガシ(Andre Agassi)氏と同様にニューヨークでは優勝を逃した。

 一方、19度目の四大大会(グランドスラム)制覇を果たしたナダルは2位のままとなったが、全米オープンで4回戦敗退となった王者ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)との差を640ポイントにまで縮めた。

 グランドスラム通算20勝のロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は3位を維持し、錦織圭(Kei Nishikori)は順位を一つ下げ8位となった。

 また、今回の全米オープンで4強入りを果たしたマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini、イタリア)は12ランクアップし、13位につけている。(c)AFP