【9月10日 AFP】サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2020)予選は9日、各地で行われ、ベルギーとオランダがそれぞれスコットランドとエストニアに4-0で快勝。ドイツも北アイルランドを下し、来年の本大会出場へ大きな一勝を挙げた。

 グループIのベルギーは本調子ではなかったが、敵地でロメルー・ルカク(Romelu Lukaku)、トーマス・フェルマーレン(Thomas Vermaelen)、トビー・アルデルヴァイレルト(Toby Alderweireld)、ケビン・デ・ブルイネ(Kevin De Bruyne)がゴールを決め、ここまで6戦全勝とした。

 各組の上位2チームが自動的に本戦出場権を得る中、グループIで首位に立つベルギーは、4試合を残して3位のカザフスタンに11ポイント差をつけている。

 グループCのオランダは、4-2でドイツを撃破した前節からの勢いをそのままに、ライアン・バベル(Ryan Babel)が2ゴールを挙げるなどしてエストニアに大勝した。

 メンフィス・デパイ(Memphis Depay)やジョルジニオ・ワイナルドゥム(Georginio Wijnaldum)にも得点が生まれたオランダは、1試合消化が少ない状態で2位の北アイルランドと3ポイント差のグループ3位につけている。

 ドイツはマルセル・ハルステンベルク(Marcel Halstenberg)のボレーシュートと後半アディショナルタイムのサージ・ナブリー(Serge Gnabry)のゴールで北アイルランドに敵地で勝利し、グループCの首位を走っている。

 グループEでは、クロアチアが1-1でアゼルバイジャンと引き分けに終わった。クロアチアはルカ・モドリッチ(Luka Modric)のPKで序盤に先制したが、72分に同点ゴールを決められ、アゼルバイジャンに初の勝ち点を献上した。

 クロアチアは首位を維持しているが、3位のハンガリーとは1ポイントしか離れていない。そのハンガリーを同日に2-1で下したスロバキアが、直接対決の成績で2位につけている。ウェールズは消化試合が一つ少ないが、スロバキアとハンガリーと勝ち点3差の4位。アゼルバイジャンは依然として最下位のままとなっている。

 そのほかの試合では北マケドニアが2-0でラトビアに勝利し、初の主要国際大会出場へ望みをつないだ。北マケドニアはグループGで4位となっているが、2位スロベニアとはわずか3ポイント差。首位ポーランドとスコアレスドローに終わった3位オーストリアとは同2差となっている。(c)AFP/Jed Court