【9月9日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2019)は8日、女子ダブルス決勝が行われ、大会第4シードのエリーゼ・メルテンス(Elise Mertens、ベルギー)/アリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka、ベラルーシ)組が7-5、7-5で第8シードのアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)/ビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)組に勝利し、両者ともに四大大会(グランドスラム)初優勝を果たした。

 今大会、ここまで1セットを落としただけで決勝へ勝ち上がってきたメルテンス/サバレンカ組は、決勝でもストレート勝利。バーティ/アザレンカ組とは過去にマイアミ・オープン(Miami Open 2019)で1回対戦しただけだったが、そのときと同様に勝利を収めて優勝を飾った。

 メルテンスは「自分たちがグランドスラムを勝てたなんて信じられない」「本当に新鮮な気分。アリーナに感謝したい。お互いに励まし合いながら最後まで頑張れた」とコメント。サバレンカは「特にダブルスでこんな年になるなんてうそみたい」「コートでの一秒一秒が楽しかった」と話した。

 一方、シングルスで世界ランキング1位に返り咲くことが決まっているバーティは、ココ・バンダウェイ(CoCo Vandeweghe、米国)とのペアで昨年の全米オープンを制していたが、2006年と2007年に優勝したナタリー・デシー(Nathalie Dechy、フランス)以来となる女子ダブルス連覇はならなかった。

 バーティは「レベルの高い試合で、私たちもしっかりそのレベルにいた」「だけど重要なポイントでは相手の方が上手で、それがタイトルを左右した」と話した。(c)AFP