■「年寄りが面倒を見よう」

 ウォンさんは、抗議活動しかないと意気込む若者らの気持ちを理解できると話す。これまで何十年にもわたって、中国が公然と独裁主義を維持しながら、豊かになり、そして力をつけていく様子を見てきたからだ。

 守護孩子を主催するロイ・チャン(Roy Chan)さんは、高齢の参加者を尊敬しているとしながら、その一方で高齢者たちがこのような場に出てこなければならない現状を残念に思うと述べる。

「人生の最後の数年間は家で快適な生活を送るべきだ」

「だが、彼らは戦いに加わり、若者を守っている」

 ウォンさんは銅鑼湾に現れた翌日、今度は空港近くで行われていた抗議デモの現場に登場した。そして、「ほら、子どもたちは家に帰るんだ」「年寄りに面倒を見させてくれ」と声を上げた。(c)AFP/Vivian Lin and Jasmine Leung