【9月9日 AFP】今年の夏に2度の熱波が押し寄せたフランスでは、熱波に関連する死者が約1500人となった。アニエス・ビュザン(Agnes Buzyn)仏保健相が8日、明らかにした。

 それでも今年の熱波による死者は2003年の夏に比べると大幅に少ない。2003年8月の熱波による死者は推定1万5000人とされている。

 ビュザン氏はフランスのラジオ局で、今年6月と7月の死者数はこの2か月の平均より「1500人多かった」と指摘。それでも2003年の熱波に比べると10分の1だったと述べた。フランスでは今年の6月と7月に熱波が襲来、6月28日には同国南部で観測史上最高となる46度を記録した。
 
 ビュザン氏によると、2003年に比べ今年の熱波による死者数を大幅に抑えられた背景には当局の予防対策があるという。(c)AFP