【9月8日 AFP】米国とトルコは8日、シリア北東部に設置が予定されている「安全地帯」の区域で合同パトロール活動を開始した。現地のAFP記者が伝えた。米国が支援するクルド人の民兵組織「クルド人民防衛部隊(YPG)」とトルコ政府との緊張関係を緩和させるのが狙い。

 トルコの装甲車両6台は、シリアに駐留している米軍と合流するため、対シリア国境に設置されたコンクリート壁の間を抜けて国境を通過。その上空をヘリコプター2機が飛行した。

 合同パトロールの実施は、先月7日に安全地帯を設置することで米トルコ両政府が合意してから初めてとなる。

 YPGは米国と同盟関係にある一方、トルコはYPGをテロ組織とみなしている。(c)AFP