【9月8日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2019)は7日、混合ダブルス決勝が行われ、ベタニー・マテック・サンズ(Bethanie Mattek-Sands、米国)/ジェイミー・マレー(Jamie Murray、英国)組が6-2、6-3で大会第1シードのチャン・ハオチン(Hao-ching Chan、台湾)/マイケル・ビーナス(Michael Venus、ニュージーランド)組を破り、大会連覇を果たした。

 同一ペアによる全米オープンの混合ダブルス連覇は、1981年、1982年大会を制したアン・スミス(Anne Smith、米国)/ケビン・カレン(Kevin Curran、南アフリカ)組以来。また、マレーはマルチナ・ヒンギス(Martina Hingis、スイス)と組んで2017年大会も制しており、1958年~1960年のニール・フレーザー(Neale Fraser、オーストラリア)以来となる全米オープン混合ダブルス3連覇を果たした男子選手となった。

 マレーは「2週間を通して、特に準決勝と決勝では素晴らしいプレーができた」「常にコート上で楽しめたし、また優勝できて本当にうれしい」とコメント。一方のマテック・サンズは「ジェイミー、2週間本当に絶好調だったね」「二人で本当に楽しめた。私の方が元気があるけど、彼のおかげで冷静でいられた」と話し、マレーも「(マテック・サンズが)『僕が陰で彼女が陽』だと言っていた」と付け加えた。 

 マレーは、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)でも2007年と2017年に栄冠に輝いており、これが四大大会(グランドスラム)の混合ダブルスでは通算5勝目。マテック・サンズは2012年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2012)と2015年の全仏オープンテニス(French Open 2015)でも混合ダブルスのタイトルを獲得している。(c)AFP