【9月8日 AFP】FIBAバスケットボール・ワールドカップ(FIBA Basketball World Cup 2019)は7日、2次リーグの試合が行われ、米国は69-53でギリシャを下し、準々決勝進出を決めた。米プロバスケットボール協会(NBA)で昨季のレギュラーシーズン最優秀選手(MVP)に輝いたヤニス・アデトクンポ(Giannis Antetokounmpo)は、母国ギリシャを救うことはできなかった。

 前回大会王者でリオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得した米国のグレッグ・ポポビッチ(Gregg Popovich)ヘッドコーチ(HC)は、アデトクンポに対し2人、時には3人をマークにつけた。ミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)に所属するアデトクンポを止めれば、ギリシャも止まるというはっきりとした信念の下で、米国は4戦全勝を飾っている。

 ボールを持つたびに期待が高まる中、米国から細心の注意を払われながらもアデトクンポは15得点、13リバウンドとダブルダブルを記録している。一方、今大会米国を引っ張るケンバ・ウォーカー(Kemba Walker)は、チームハイの15得点に加えて6アシストを記録した。

 同日にオーストラリアとフランスも準々決勝進出を決めている中で、ギリシャは9日のチェコ戦で大勝できなければ勝ち上がることはできない。(c)AFP