【9月7日 AFP】(更新、写真追加)イラン原子力庁のベフルーズ・カマルバンディ(Behrouz Kamalvandi)報道官は7日、濃縮ウランの貯蔵量を増加させるため、高性能遠心分離機を稼働させたことを明らかにした。

 テレビ放送された首都テヘランでの記者会見で同報道官は、2015年の核合意で課された義務の履行停止の第3段階として、遠心分離機「20 IR-4」と「20 IR-6」を稼働させたと発表。

 さらに報道陣に対し、「研究開発用の遠心分離機は、貯蔵量の増加に役立つだろう」「装置の能力は以前のものに比べて何倍も高い。昨日(6日)の時点で稼働が始まった」と述べた。

 同報道官はまた、主要国との間で締結した核合意の通り、国連の国際原子力機関(IAEA)が同国の核プログラムを引き続き監視することを認めるとしている。(c)AFP