【9月7日 AFP】自転車ロードレース、ブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana 2019)は6日、第13ステージ(ビルバオからロスマチュコス、モヌメントバカパシエガ、166.4キロメートル)が行われ、UTE(UAE TEAM EMIRATES)のタデイ・ポガチャル(Tadej Pogacar、スロベニア)がステージ優勝を果たし、チーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のプリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)が赤ジャージー(マイヨ・ロホ)を堅持した。

 計7つの峠を越える過酷な山岳ステージで、ポガチャルは「超級カテゴリー」のロスマチュコス(Los Machucos)までの最後の上り坂でアタックを仕掛け、総合でもトップから3分1秒差の3位に浮上した。

 20歳の同胞がステージ優勝を果たす中、ログリッチは同タイムの2位でフィニッシュラインを通過し、マドリードで迎える15日の最終ステージでの総合優勝に向けて大きく前進した。

 総合2位につけるモビスター・チーム(Movistar Team)のアレハンドロ・バルベルデ(Alejandro Valverde、スペイン)との差を2分25秒に広げたログリッチは、「きょうはものすごい戦いだった。スロベニアの自転車界にとって素晴らしい日になった」とコメントした。

 三大ツール(グランツール)今季最終戦の総合争いでは、優勝候補のアスタナ(Astana Pro Team)のミゲル・アンヘル・ロペス(Miguel Angel Lopez、コロンビア)がトップから3分18秒差の4位、モビスターのナイロ・キンタナ(Nairo Quintana、コロンビア)が同3分33秒差の5位に続いている。(c)AFP