【9月7日 AFP】ロシア西部ベルゴロド(Belgorod)の裁判所は6日、酒に酔って産業貿易省の官僚を暴行した罪でこれまで11か月間刑に服しているサッカー元同国代表のパベル・ママエフ(Pavel Mamaev)とアレクサンドル・ココーリン(Alexander Kokorin)の両受刑者に対し、仮釈放命令を出した。

 ロシア・プレミアリーグのFCクラスノダール(FC Krasnodar)に所属するMFママエフと、FCゼニト(FC Zenit)でプレーするFWココーリンは、昨年10月に泥酔してモスクワの高級カフェで起こした襲撃事件に関して、10日のうちに刑期を終えて自由の身となることが決まった。

 すでに2人が7か月間勾留されていた5月、ママエフには禁錮1年5月、ココーリンには禁錮1年6月が言い渡されたが、裁判所はココーリンのきょうだいであるキリル(Kirill Kokorin)受刑者を加えた3人ついて、「更生が認められ、刑期を全うする」必要はないとの判断を下した。

 ココーリンとママエフは昨年、事件現場のカフェで食事をしていた韓国系のデニス・パク(Denis Pak)さんを襲ったことが動画で確認された。2人は事件の直前にも、テレビキャスターを務める女性の車の運転手に暴行を加えていた。

 このスキャンダル発覚を受け、昨年事件を糾弾した上で両選手の永久追放処分を検討すると表明していたリーグの広報担当者は同日、両クラブから特別な要請があれば、通常とは別の手続きで2人を登録する可能性があると述べた。

 28歳のココーリンの振る舞いを「恥さらし」と呼びつけたゼニトは、6月に契約が切れた同選手を復帰させるかどうかは明らかにしていないが、同国メディアに対して、釈放後に「クラブ責任者がココーリンと面会し、今後の彼の計画について話し合う予定」と述べた。

 一方、FCクラスノダールはママエフについて、今年いっぱい契約が残っているとして、チームのウェブサイトに掲載された選手リストに載せている。

 両選手はロシア代表経験があるものの、ココーリンは2017年以降プレーしておらず、ママエフが代表に選出されたのは2016年が最後となっている。(c)AFP