【9月7日 時事通信社】韓国のソウル中央地検は6日夜、次期法相候補のチョ・グク前民情首席秘書官の娘の不正疑惑に絡み、チョ氏の妻を私文書偽造の罪で在宅起訴した。韓国メディアが報じた。チョ氏は6日、国会で人事聴聞会に出席。閣僚候補の妻が起訴されるのは極めて異例でチョ氏の法相任命をめぐり、文在寅大統領は厳しい判断を迫られる。

 チョ氏の聴聞会は休憩を挟みながら約14時間続き、6日深夜まで及んだ。チョ氏は終了後、妻の起訴について韓国記者団に「検察の決定を尊重する」と表明。ただ、取り調べもなく起訴されたことに「残念な気持ちがある」と心情を語った。

 報道によると、チョ氏の妻は2011年から慶尚北道栄州市にある東洋大に教授として勤務。娘の釜山大大学院進学のため、東洋大の「総長表彰状」を偽造したとされる。表彰状は12年9月に発給され、娘は入学に有利になるよう表彰を受けたことを実績として履歴書に記載。大学院に合格した。

 チョ氏側はこれまで、娘が東洋大のプログラムに参加し、ボランティア活動したことが表彰されたと説明。だが、大学総長は「表彰状を発給したことはない」と授与の事実を否定した。様式に不自然な点もあり、検察が大学の事務室や妻の研究室などを家宅捜索し、総長からも事情を聴取していた。(c)時事通信社