【9月7日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2019)は6日、男子シングルス準決勝が行われ、大会第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は7-6(8-6)、6-4、6-1で第24シードのマッテオ・ベレッティーニ(Matteo Berrettini、イタリア)を下し、自身5度目となる大会決勝進出を果たした。

 四大大会(グランドスラム)通算18度の優勝を誇るナダルは、自身4度目の全米制覇を目指し、第5シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)と対戦する。自身初のメジャータイトルを目指すメドベージェフは、同日行われた試合でグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)を7-6(7-5)、6-4、6-3で下し、自身初のグランドスラム決勝に駒を進めた。

 今年序盤は負傷に苦しんだナダルは「シーズンの最初に厳しい時を過ごした後、きょうここに戻って来られたことは意味がある」と語った。

 メドベージェフとの対戦は、先月行われたロジャーズ・カップ(Rogers Cup 2019)決勝での一戦だけで、その時はナダルが勝利を収めた。

 決勝での対戦相手についてナダルは「彼はツアー内ではより堅固な選手の一人。週ごとに成長していて、この夏は良いプレーをしている」「自分のベストのプレーをしなければならない」とコメントした。

 グランドスラムでは通算27回目、全米では通算5回目の決勝に臨むナダルは、8日の決勝で勝利を収めれば、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)のグランドスラム通算20勝にあと一つと迫ることになる。(c)AFP