【9月7日 Xinhua News】中国国家衛生健康委員会の指導の下、中日友好病院、国家遠隔医療・インターネット医学センター、国家基層(末端)遠隔医療発展指導センターのリードで、全国の30余りの省(自治区・直轄市)・中央省庁クラスの病院と中国医学装備協会(CAME)、3大通信事業者、華為技術(ファーウェイ、Huawei)は4日、中日友好病院で「5G技術に基づく病院ネットワーク構築標準」の制定作業を開始した。

 国家衛生健康委基層衛生健康司の聶春雷(Nie Chunlei)司長は、インターネット+医療の末端医療における発展には良好なトップダウン設計が必要で、「標準」を定め、徐々に下部へ普及させなければならないと表明。今回の「標準」制定はこれまでに蓄積した応用成功の経験に基づき、医療と通信の二つの分野の専門家の知恵を融合し、5Gと病院の情報ネットワークを結び付けるものであると説明。「標準」の制定で5Gは基層医療情報化のインフラとして、インターネット+医療健康の構築を加速し、基層医療衛生サービスの能力を高め、人々の医療体験レベルを高めるだろうと述べた。

 中国電信集団(チャイナテレコム、China Telecom)政府企業顧客事業部の劉穎(Liu Ying)総経理は、「5Gと各業界の結びつきで、応用シナリオが最も多く、5Gに対するニーズが最も旺盛な業界が医療だ」と紹介し、中国電信は関係部門の指導の下、業界の専門家、協力パートナーと手を携えて、5G+医療の標準制定推進を後押しすると表明した。

 ファーウェイ戦略部の張文林(Zhang Wenlin)総裁は、ファーウェイは産業協力パートナーと協力し、5Gインドア・ソリューションに基づき、100以上の「5G+医療」モデルポイントを構築しており、診療、問診、画像診断、心電図診断、研修などの遠隔医療業務についてすでに商用化が可能だと説明。今回の「標準」制定で医療健康分野のデジタル化が加速し、より多くの垂直業種での5G標準化制定の参考となるだろうと述べた。

 国家衛生健康委計画発展・情報化司の劉文先(Liu Wenxian)副司長は、現段階での「標準」制定は当面の主要矛盾を解決するものであり、中国の医療システムに広く適したネットワーク構築の標準となるものであり、省・市の大型病院のインターネット+医療健康の実施加速を後押しし、人々が医療を受ける面での問題解決を促進するだろうとの認識を示した。(c)Xinhua News/AFPBB News