【9月6日 Xinhua News】中国広東省(Guangdong)でインターネットを通じて注文した食品を「安全シール」で封をすることを奨励する取り組みが3日から始まった。ネット出前の管理強化や出前で配達する食品包装の統一化を図る。

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 同省市場監督管理局が第1陣として400万枚を作成し、出前サービスのプラットフォームを通じて各出店者に配付した。注文を受けた食品を包装する際に使用するよう奨励する。安全シールは緑色をベースとした使い捨てのもので、一度剥がすと元に戻せない仕様になっている。

 同局の責任者は、安全シールの使用を推奨する目的について、▽ネット出前で注文した食品に対する消費者の安全意識を高める▽出前プラットフォームに食の安全に対する管理責任を負わせる▽出店者に食の安全に対する主体的責任を負わせる――という食の安全の「三つの推進」を実現することだと説明した。

 同局は消費者に対し、ネットで注文する際は「店舗情報」のページで食品経営許可証と営業許可証の有無を調べるとともに、出前を受け取る際は安全シールでしっかり封がされているか、配達された食品に異常がないかを確認するよう呼び掛けている。(c)Xinhua News/AFPBB News