【9月5日 AFP】イランのハッサン・ロウハニ(Hassan Rouhani)大統領は4日、主要国と締結した2015年の核合意で課された義務の履行停止の第3段階として、核研究開発の制限を全面的に解除するよう指示した。

 ロウハニ大統領は国営テレビで「第3段階を発表する」と述べ、「(イランの)原子力機関は直ちに研究開発分野で必要とされているあらゆることを開始し、研究開発に関して順守すべきとされた義務をすべて放棄するよう命ずる」と表明した。

 イランは7月、低濃縮ウランの貯蔵量の上限300キロとウラン濃縮度の上限3.67%の順守という2つの核合意義務を放棄していた。(c)AFP