【9月14日 CNS】中国の大型旅客機の開発製造を行う「中国商用飛機(COMAC)」によると、C919大型旅客機104号機は8月中、試験飛行を含む一連の試験と改装を行ってきた。

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 8月1日に上海浦東空港(Shanghai Pudong International Airport)から離陸し、初めての試験飛行に成功。8月30日午前には上海浦東空港を飛び立ち、約2時間の飛行を経て、山東省(Shandong)東営勝利空港(Dongying Shengli Airport)に着陸している。

 COMACは中国の3大航空会社である中国国際航空(Air China)、中国東方航空(China Eastern Airlines)、中国南方航空(China Southern Airlines)と飛行機販売契約を結び、3社はそれぞれ「ARJ21-700」リージョナルジェットを35機ずつ購入。これにより、COMACは22社の顧客より「ARJ21-700」を延べ596機受注したこととなる。

 COMACによると、これまでに成都航空(Chengdu Airlines)と天驕航空(Genghis Khan Airlines)に対し「ARJ21-700」型飛行機14機を納入。28本の航空路線を開通し、31都市を結び、乗客延べ47万人を輸送している。(c)CNS/JCM/AFPBB News