【9月4日 AFP】英議会は3日、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)をめぐるボリス・ジョンソン(Boris Johnson)首相の計画を阻止する法案の採決を翌4日に行うことを承認した。ジョンソン首相にとっては、大きな敗北。同首相は、総選挙の早期実施を提案する動議を議会に提出する意向を示した。

 法案は、ジョンソン首相が10月19日までにEU側と離脱協定をめぐる合意に至れなかった場合、首相がEUに対して3か月の離脱延期を要請することを強いるもの。英下院は、同法案を4日に採決にかけることを328対301の賛成多数で承認した。同首相率いる保守党からは、21人の議員が賛成に回った。

 ジョンソン首相は下院に対し、「選挙はしたくないが、議員らがあす、交渉を停止してさらなる無意味なブレグジット延期、それも数年にわたる可能性がある延期を強いることに投票するのであれば、(選挙が)唯一の解決方法となる」と述べた。(c)AFP