【9月3日 AFP】ラグビー南アフリカ代表のラシー・エラスムス(Rassie Erasmus)ヘッドコーチ(HC)は3日、W杯日本大会(Rugby World Cup 2019)を控えて行われる、日本代表との壮行試合に向けた登録メンバーを発表した。通算2度のW杯制覇を誇るスプリングボクス(Springboks、南アフリカ代表の愛称)は、ラグビー史上最大の番狂わせを許した相手にリベンジを果たすべく、最強メンバーをそろえた。

 南半球4か国対抗戦、ザ・ラグビーチャンピオンシップ(The Rugby Championship 2019)で初優勝を飾った南アフリカは、7月に16-16で引き分けたニュージーランド戦のメンバー23人のうち1人だけ変更し、膝のけがから完全復帰した主将のシヤ・コリシ(Siya Kolisi)を選出した。

 スーパーラグビー(Super Rugby)のストーマーズ(Stormers、南アフリカ)でプレーするFLピーター・ステフ・デュトイ(Pieter-Steph Du Toit)は、通算50回目のテストマッチを迎える。また、先月ホームレスに銃を突きつけた疑惑が持たれ、それを否定することを余儀なくされているLOエベン・エツベス(Eben Etzebeth)も先発メンバーに顔を連ねた。

 エラスムスHCは、「このメンバーが、日本に対する最大限の敬意であるという強いメッセージになることを望んでいる」とすると、「前回は日本を侮って間違いを犯したかもしれないが、この一週間はもう二度と日本戦で同じ過ちを繰り返すものかと心に誓っていた」「このテストマッチは、今シーズンのどの試合にも匹敵する大きな試練だ」と語った。

 6日に対戦する両国は、2015年W杯イングランド大会(Rugby World Cup 2015)でブレイブブロッサムズ(Brave Blossoms、日本代表の愛称)が、スプリングボクスを34-32で撃破して以来初めて顔を合わせることになる。イングランド代表の現指揮官であるエディー・ジョーンズ(Eddie Jones)HCが率いていた日本代表の歴史的な金星は、「ブライトン(Brighton)の奇跡」として知られている。

 南アフリカは今回の登録メンバー23人のうち9人が前回の日本戦を経験しており、エラスムスHCはそのことが6日の一戦に向けて選手たちのモチベーションになっていると明かした上で、「過去から学んでいなければ、再びあのような結果になってしまうだろう」と気を引き締めていた。

 W杯でプールBに入っている南アフリカは、横浜で行われる21日の初戦でいきなり王者オールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)と激突する。優勝候補として注目を浴びる両雄は、プールステージで黒星を喫したチームがウェブ・エリス・カップ(Webb Ellis Cup、W杯の優勝トロフィー)を掲げたことは一度もないということを意識して試合に臨むとみられる。

 プールBでは他にイタリア、カナダ、ナミビアと対戦することになり、上位2チームに入れば決勝トーナメントに進出する。

 日本との壮行試合に臨む南アフリカの登録メンバーは以下の通り。

先発:ウィリー・レ・ルー(Willie Le Roux)、チェスリン・コルビ(Cheslin Kolbe)、ルカニョ・アム(Lukhanyo Am)、ダミアン・デ・アレンデ(Damian de Allende)、マカゾレ・マピンピ(Makazole Mapimpi)、ハンドレ・ポラード(Handre Pollard)、ファフ・デクラーク(Faf de Klerk)、ドウェイン・フェルミューレン(Duane Vermeulen)、ピーター・ステフ・デュトイ、シヤ・コリシ、フランコ・モスタート(Franco Mostert)、エベン・エツベス、フランス・マルヘルベ(Frans Malherbe)、マルコム・マルクス(Malcolm Marx)、スティーブン・キツホフ(Steven Kitshoff

控え:ボンギ・ムボナンビ(Bongi Mbonambi)、テンダイ・ムタワリラ(Tendai Mtawarira)、トレバー・ニャカネ(Trevor Nyakane)、RG・スナイマン(RG Snyman)、フランソワ・ロウ(Francois Louw)、ハーシェル・ヤンチース(Herschel Jantjies)、フランス・ステイン(Frans Steyn)、ジェシー・クリエル(Jesse Kriel

(c)AFP/Richard CARTER