【9月3日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2019)は2日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-3、3-6、6-1、6-2で第22シードのマリン・チリッチ(Marin Cilic、クロアチア)に快勝し、通算4度目の大会制覇に向けて前進した。

 2010年、13年、17年に大会を制覇しているナダルは、時折衝撃的なプレーをみせて、14年大会王者チリッチの挑戦を退けた。

 最初の2セットをチリッチと分け合ったナダルだったが、第3セットでブレークを奪い3-1とリードすると試合の主導権を奪った。ナダルが圧倒するようなウイナーを打ち込むと、この日アーサー・アッシュ・スタジアム(Arthur Ashe Stadium)に観戦に訪れた男子ゴルフのタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)はガッツポーズを見せていた。

 ナダルは第3セットから第4セットにかけて9ゲームを連続で奪うなど、この試合最後の15ゲームのうち12ゲームを奪取して、全米では通算9度目、四大大会(グランドスラム)では通算40回目となる準々決勝進出を決めている。

「ここでプレーしているときの感情を言い表すのは難しい。まだここでプレーできていることはとても幸運だと思う。8年前、体がやられてしまっていたから、そうはできないと思っていた」

「皆さんの前でプレーできるのは非常に栄誉で、タイガーの前でプレーできるのはとても特別なこと。今までもビッグアイドルはいないと言ってきたが、彼は自分のアイドルの一人で、いつも彼を模範にしているんだ」 (c)AFP