【9月2日 AFP】フィリピン首都マニラ近郊のカランバ(Calamba)で1日、救急搬送用の小型機がリゾート地に墜落し、9人が死亡した。機体は炎上し、地元住民は避難を余儀なくされた。

 ソーシャルメディアに投稿された動画には、緊急車両が燃え盛る建物に急行し、当局者らが群衆を避難させる様子が捉えられている。

 救助隊員らは鎮火後、焼け跡から墜落したキングエア(King Air)350機の乗員とみられる9人の遺体を発見した。

 地元の救急隊員はAFPの取材に対し、「生存者はいないだろう。確認された乗員は全員死亡したとみている」と話した。

 また警察によると、墜落の際に地上にいた2人が負傷し、病院に搬送された。

 フィリピンの航空当局によると、小型機は患者1人と医療チームを乗せ同国南部からマニラに向かっていたが、マニラから約46キロ離れた地点でレーダーから消えたという。(c)AFP