【8月31日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2019)は30日、男子シングルス3回戦が行われ、連覇を狙う大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は6-3、6-4、6-2でデニス・クドラ(Denis Kudla、米国)を下し、4回戦進出を決めた。

 直近五つの四大大会(グランドスラム)で4度優勝しているジョコビッチは、今大会の2回戦では肩の痛みに悩まされていたが、この日の試合後には「ほぼ痛みなくプレーできた。前の試合から間違いなく改善されたところだね」「どう体が反応するか分からなかったから良かった」と語った。

 また、2回戦では試合を通して治療を必要としていたジョコビッチは、翌日の練習を回避していたといい、「細かいところまで話すつもりはない」としながらも、「ここ数週間悩まされていたのは間違いない」と認めた。

 全米オープンで3度の優勝を誇るジョコビッチは、来月1日の4回戦で第23シードのスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)と激突する。3度のグランドスラム優勝を誇るワウリンカは同日、ラッキールーザーのパオロ・ロレンチ(Paolo Lorenzi、イタリア)を6-4、7-6(11-9)、7-6(7-4)で下した。

 ジョコビッチはワウリンカとの通算成績で19勝5敗とリードしているが、ワウリンカが勝利した2016年の全米オープン決勝を最後に両者は対戦していない。

 ジョコビッチは「僕たちは何年も素晴らしい戦いをしてきた。特にここではね」「彼は3度のグランドスラムチャンピオンだ。ものすごいパワーと、高いクオリティーを持つ選手だ。より優れた選手が勝つよ」と話している。

 同日に行われた試合では、第5シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)が7-6(7-1)、4-6、7-6(9-7)、6-4でベテランのフェリシアーノ・ロペス(Feliciano Lopez、スペイン)を下し、予選勝者のドミニク・コーファー(Dominik Koepfer、ドイツ)との4回戦へ駒を進めている。(c)AFP