【8月31日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2019)の大会レフェリーは30日、スペインのカルラ・スアレス・ナバロ(Carla Suarez Navarro)に対し、女子シングルス1回戦で「プロフェッショナルの基準を満たしていなかった」として罰金4万ドル(約425万円)を科したと発表した。

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 昨年大会では四大大会(グランドスラム)の自己ベストに並ぶ8強入りを果たしたスアレス・ナバロは、予選勝者のティメア・バボス(Timea Babos、ハンガリー)との1回戦で腰を痛めて途中棄権した。

 グランドスラムのルールブックには1回戦における行動規範が明記されており、選手は「プロフェッショナルの基準」のパフォーマンスを求められている。

 大会レフェリーのソレン・フリーメル(Soeren Friemel)氏はコメント文で、「メディカルスタッフとグランドスラムのスーパーバイザーの報告書を確認し、カルラ・スアレス・ナバロのパフォーマンスは、プロフェッショナルの基準を満たしていなかったと判断した」と述べた。

 スアレス・ナバロは、最大で1回戦の賞金5万8000ドル(約620万円)の全額を失う可能性があった。(c)AFP