【8月30日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の就任時から個人秘書を務めてきたマデレーン・ウェスターハウト(Madeleine Westerhout)氏が29日に辞任した。米メディアが同日、明らかにした。

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 米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)は匿名情報筋の話として、ニュージャージー州でのトランプ氏の夏季休暇に同行したウェスターハウト氏が、記者団との非公式会見の場でトランプ氏の家族とホワイトハウスに関わる事柄を話していたことがトランプ氏の知るところとなり、突然の辞任となったと伝えた。

 米CNNによると、ウェスターハウト氏は会見がオフレコであることを明確にしていなかったため、記者の1人がウェスターハウト氏が語った話の内容をホワイトハウス(White House)側に教えてしまったという。
 
 ある元政権幹部はCNNに対し、トランプ氏とウェスターハウト氏との関係を「緊密」だったと評した上で、ウェスターハウト氏はトランプ氏の家族の話を漏らしたことで「一線を越えてしまった」と付け加えた。(c)AFP