【8月29日 CNS】上海市の閔行区(Minhang)で27日、米小売り大手「コストコホールセール(Costco Wholesale)」の中国第1号店がオープンし、半日もしないうちに閉店してしまう事態となった。来場者があまりにも多すぎたため、当日午後1時、携帯アプリとショートメールで営業中止が伝えられた。

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 コストコは翌28日正午、微信(ウィーチャット、WeChat)公式アカウントで「28日から、一人一人のお客様へのサービスを充実させるため、入場人数を2000人以内に制限します」と投稿した。

 また、コストコは、周辺居住区への影響を軽減するため、当地の警察がコストコに協力して周辺の交通の流れを誘導し、コストコ自身も敷地内の人の流れを改善すべく努力していく、とした。

 報道によると、コストコ上海の開店当日、消費者は車を止めるために3時間、会計のために2時間並んだ。また、茅台(マオタイ)酒、エルメス(Hermes)などの一部商品は、開店後、あっという間に売り切れたという。

 コストコでの代理購入サービスも登場。アリババ系の中古商品の取引プラットフォーム「閑魚(Xianyu)」では28日、多くのユーザーが「コストコ代理購入サービス」を掲載した。手数料は8~10%という。

 コストコは、米国で最大の会員制倉庫式量販店だ。設立以来、最低価格と高品質のブランド商品を会員に供給し続けているという。(c)CNS/JCM/AFPBB News