【8月29日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)は28日、プレーオフ第2戦の試合が各地で行われ、アヤックス(Ajax)は新加入のエドソン・アルバレス(Edson Alvarez)やキャプテンのドゥシャン・タディッチ(Dusan Tadic)のゴールでアポエル・ニコシア(APOEL Nicosia)に2-0で勝利し、2戦合計スコア2-0でグループステージ進出を決めた。

 前半を優位に進めていたアヤックスは43分にFKのチャンスを迎えると、ユベントス(Juventus)に移籍したマタイス・デ・リフト(Matthijs De Ligt)を受け継ぐべく、クラブ・アメリカ(Club America)から1500万ユーロ(約17億円)で獲得したDFのアルバレスがヘディングでネットを揺らした。

 さらに80分、タッチライン際にいたクラース・ヤン・フンテラール(Klaas-Jan Huntelaar)がサイドチェンジのパスを送ると、これを受け取ったタディッチが左足でゴールを決め、合計スコアで上回ったアヤックスが勝ち上がりを決めた。

 アヤックスは昨季のチャンピオンズリーグでレアル・マドリード(Real Madrid)やユベントスを撃破したが、準決勝でトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)に敗れ4強止まりとなっていた。

 昨シーズン躍進を果たしたものの、デ・リフト以外にもMFフレンキー・デ・ヨング(Frenkie de Jong)がFCバルセロナ(FC Barcelona)に渡り、レアルへの移籍がうわさされているドニー・ファン・デ・ベーク(Donny van de Beek)もこの一戦を欠場した。しかしながら、その理由はけがだったと伝えられている。

 29日に行われるグループステージの組み合わせ抽選会で、アヤックス(Ajax)はポット2に入った。

 アヤックスは同ポットのトッテナムやレアルとはグループステージで当たらないことになっているが、ポット1に入っている前年王者のリバプール(Liverpool FC)やマンチェスター・シティ(Manchester City)、チェルシー(Chelsea)、バルセロナ、ユベントス、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)、FCゼニト(FC Zenit)とは対戦する可能性がある。

 他の試合では、クラブ・ブルージュ(Club Brugge)がリンツ(LASK Linz)を2-1で下し、2戦合計3-1で本戦出場を決めた。

 1978年の同大会で準優勝に終わったブルージュは、インテル(Inter Milan)やバレンシア(Valencia CF)、オリンピック・リヨン(Olympique Lyon)などとともにポット3に入った。

 また、スラビア・プラハ(Slavia Prague)はCFRクルージュ(CFR Cluj)に1-0で勝利し、2戦合計2-0で勝ち上がりとなった。(c)AFP