【8月29日 AFP】サッカーAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2019)は28日、準々決勝第1戦が行われ、前年王者の鹿島アントラーズ(Kashima Antlers)は敵地で広州恒大(Guangzhou Evergrande FC、中国)と0-0で引き分けた。

 この結果、鹿島はわずかなアドバンテージを持ってホームでの第2戦を迎えることになり、浦和レッドダイヤモンズ(Urawa Red Diamonds)が上海上港(Shanghai SIPG、中国)と引き分けた前日に続き、日本勢と中国勢による一戦はまたしてもドローで終了した。

 チャンスがほとんどなかったこの試合の後半には、タリスカ(Anderson Talisca)のクロスが鹿島の選手に当たってコースが変わり、FWエウケソン(Elkeson)にボールが渡った。

 しかし、中国国籍を取得したことで同国代表デビューするとみられているエウケソンのシュートはしっかりと当たらず、先制するチャンスを逃した。

 鹿島は後半、土居聖真(Shoma Doi)や白崎凌兵(Ryohei Shirasaki)、上田綺世(Ayase Ueda)がチャンスを迎えるも、ファビオ・カンナヴァーロ(Fabio Cannavaro)監督が率いる広州の堅い守りを崩せなかった。

 後半終了が近づくにつれ、鹿島が均衡を破るかに思われたが、白崎のミドルシュートはクロスバーを弾いた。

 試合終了間際、鹿島は広州MFパウリーニョ(Jose Paulo Bezerra Maciel Junior 'Paulinho')に決定機を与えたが、至近距離からのヘディングはタイミングが合わず、試合はスコアレスドローで終了した。

 鹿島ホームの第2戦は、9月18日に開催される。

 前日に行われた日中対決では、アウェーの浦和が2点をリードするも、フッキ(Hulk)に2本のPKを決められ、上海と2-2で引き分けている。(c)AFP